当院のリハビリ

当院のリハビリについて

昭和40年の開院以来リハビリテーション医療を中心に提供しています。
理学療法、作業療法、言語聴覚療法に多くのスタッフを揃え、充実したリハビリテーションが提供できる体制を整えています。
住み慣れた地域で生き生きとした生活、その人らしい生活の実現のため、多職種によるチームアプローチを実践し、入院、在宅の活動を支える総合的かつ継続的なリハビリテーションを提供しています。
長尾病院リハビリテーションセンター

TEL:092-541-2153 FAX:092-541-2154

専門スタッフ数

  • 日本リハビリテーション医学会専門医:3名
  • 日本リハビリテーション医学会臨床認定医:1名
  • 日本脳卒中学会専門医:2名
  • 日本整形外科学会整形外科専門医:1名
  • 日本理学療法士協会認定専門理学療法士:1名
  • 日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士:3名
部署 理学療法士 作業療法士 言語聴覚士
外来

1名

0名

1名

一般病棟+

医療療養病棟

1名

0名

0名

一般病棟

3名

3名

2名

医療療養病棟

3名

3名

1名

回復期

リハビリテーション病棟

14名

13名

8名

老健センターながお

(4)名

(4)名

0名

通所リハビリテーション

3名

2名

1名

訪問リハビリテーション

5名

2名

0名

合計

30(34)名

23(27)名

13名

  • 健康運動指導士(通所リハビリテーション):1名
  • 健康運動実践指導者(通所リハビリテーション):2名
  • リハビリ助手(通所リハビリテーション):1名
  • リハビリ助手(外来):1名

(2018年7月1日現在)

回復期リハビリテーション(4階)

急性期の状態から回復途中にある患者さんたちが家庭など退院後の生活の場所で出来る限り自立した生活が過ごせるように、集中的なリハビリテーションを医師・看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・管理栄養士・介護福祉士・医療ソーシャルワーカーなど多職種がチームを組んで行います。
訓練内容は、可能な限り実際の生活を想定したものを取り入れ実施しています。

具体的には、入院後直ぐに、患者さんが日常生活上の基本的な動作(着替える、歯を磨く、食事をする、トイレに行く、風呂に入るなど)をどの程度できるかを評価します。その結果をもとに多職種で訓練プログラムを立て、患者さんと訓練を行います。ご家族もリハビリ協力者の一員ととらえ、介助方法はご家族にも助言し、実際に学習・体験してもらいます。
また、入院中に生活上の行動(買い物、調理などの家事、公共交通機関の利用など)、外泊の訓練を行います。
さらに、退院前にはご家庭を訪問し、自宅での移動動作の指導や手すりの取り付け、段差解消などの家屋改修のサポートも行っています。

生活期リハビリテーション(3階東療養病棟)

長期療養病床では進行性疾患や人工透析を行われている患者さんなど比較的長期の入院を必要とされる方へ身体機能の維持等を目的にリハビリテーションを提供しています。
病状は比較的安定しているが、密度の高い医学的管理が必要とされる患者に対し、退院後必要な住宅改修や居宅サービス利用のアドバイス、ご家族への介護指導などを看護師、介護士と共に実施しています。

亜急性期リハビリテーション(3階西一般病棟、地域包括ケア病床)

自宅等からの患者さんを受け入れ疾病加療中にリスク管理の基、早期より身体、精神機能低下の予防と改善をめざしリハビリテーションを提供しています。また、自宅での生活を見据え、更衣や排泄、入浴動作、時に洗濯、調理や交通機関の利用獲得への支援を行っています。

基本的な訓練法

理学療法

身体に障害がある方に対して、理学療法士(PT)が、寝返り、起き上がり、立ち上がりの基本的な動作訓練から、歩行・バランス訓練などを行います。

作業療法

身体に障害がある方に対して、作業療法士(OT)が、日常生活上の基本的な動作(着替える。歯を磨く。食事をする。トイレに行く。風呂に入るなど)や生活上の行動(買い物、調理などの家事、公共交通機関の利用など)の訓練を行います。また、失行、失認などの高次脳機能障害に対する訓練も行います。

言語療法

脳の障害によって失語症が生じた方に対して、言語聴覚士が、言葉を話すことや、他人の話を聞き理解するための訓練、また、構音障害に対する、発声・構音訓練などを行います。この他、摂食嚥下障害や、高次脳機能障害(記憶障害、注意障害など)に対する訓練を行います。

多様な訓練法

高次脳機能障害に対する訓練法

失語症、注意障害、記憶障害、遂行機能障害など高次脳機能障害のリハビリテーションには、標準化された検査機材による障害の正確な評価が何より重要です。当院では、計22種類の検査が常時実施可能です。 正確な評価に基づき、機能面に対する直接的なアプローチを行いながら、日常生活、就労など実際場面に即した評価、訓練を実施しています。

義肢・装具療法・四肢変形矯正術

日本整形外科学会専門医でリハ専門医の浅山滉が、理学療法士、作業療法士、義肢装具士らと週1回ブレースクリニックを行っています。ブレースとは装具のことで訓練室内での患者さんの身体状況や歩行動作などを観察し、装具の種類や製作時期を決定します。院内に義肢装具士が常駐しているため、製作から調整までスピーディーに行え、入院後早期から最適な装具を装着した訓練が可能です。 また、足部変形拘縮に対しては、四肢変形矯正術(アキレス腱延長術、腱切除術)や神経ブロック注射などを組み合わせて実施しています。

療法の研究・実践

促通反復療法この療法は、麻痺側の各指、肩、肘等をセラピストの操作とともに動かし、それを100回ほど繰り返すことで運動伝達経路の強化と再建を図り、患者が思い通りに動かせることを目標とした方法です。
当院では、この療法の開発者でもある鹿児島大学医学部附属霧島リハビリテーションセンター川平和美教授の下で研修を受けた4名のセラピストにより、随時、実施可能な体制を敷いています。

CI療法

CI(Constraint induced movement therapy)療法は、「非麻痺側上肢抑制療法」とも言い比較的新しい療法の一つです。日中、健側上肢を三角巾や手袋(ミトン)などで拘束し、麻痺側の上肢の強制使用を促すというもので、主にOTと患者がマンツーマンで1日6時間程行います。当初は維持期の麻痺側上肢が対象でしたが最近では維持期前後の状態や上肢以外の麻痺部位など対象が拡大しています。

プリズム療法

この療法は、患者に実際の視点とは若干、左右へ変位して見える「プリズムメガネ」を着用してもらい目印に対して手を伸ばす運動を繰り返し行うよう促していきます。この動作を続けることで視点と実際の位置のずれに気付くことができ、目印に手を伸ばせるようになります。
促通反復療法や、CI療法、プリズム療法などは、対象が限られるため、適応を詳しく評価した上で、導入しています

視野障害のリハビリテーション

この治療法は、脳卒中、頭部外傷による視野障害(半盲や四分盲)の改善を目的に「コンピューター化視野訓練装置」(パソコンと頭部固定装置)を使用し、見えているところと見えていないところの境界領域を反復刺激して損傷された視野神経路の再建・強化を図るものです。治療は1日に1回30~40分を4セット程度繰り返し実施します。また、家庭での継続訓練をお願いする場合があります。治療の適応を診察・評価し、同意を得た上で、治療に入ります。

なお、視野測定の為、協力病院(眼科)の受診が必要となります。治療を開始する際は、入院していただく必要がありますのでご了承下さい。