老健に、外国人留学生(介護福祉士)2名が新卒で入職しました。
老健では、令和5年4月に介護福祉士となる外国人留学生2名が新卒で入職しました。
ネパール出身のグルン・ススミタさん(女性)とポクレル・アスミタさん(女性)です。
2人はネパールで高等教育を卒業後、日本に留学して日本語学校にて日本語を習得しました。その後、福岡市博多区にある福岡介護福祉専門学校にて2年間日本人と一緒に介護を専門的に学び、今春優秀な成績で卒業して、介護福祉士の国家資格を取得しました。介護福祉士の登録後には、日本での在留資格が「介護」となり永住できるようになります。
ススミタさんは日本語能力試験のN2(日常的な場面で使われる日本語の理解に加え、より幅広い場面で使われる日本語をある程度理解することができる)に合格しています。10年日本で経験を積み、ネパールで介護施設を作ることを目標にしています。
アスミタさんは、ネパール大学の教養学部に入学、そして日本に介護を学びに来られました。ネパールでは介護専門学校は少なく、学費も高額とのことです。アスミタさんは10年日本で介護実践を積んだ後、将来はネパールで介護を勉強したい人たちのための介護専門学校を作ることを目標にしています。
2人は日本語に加えて、母国語のネパール語、インド語、英語を話すことができます。英語を主に会話されるご入所者とも流暢にコミュニケーションが取れて、ご入所者も大変喜ばれています。
志が高い2人は、何事も真剣で先輩職員の指導内容を日本語でメモを取り、確実に憶え実践して行く姿に、現場の職員も大きな刺激を受けています。
また、いつも笑顔で物腰も柔らかく、高齢者の視線の高さに合わせたコミュニケーションを取り、ご入所者とも良好な関係が築けています。
現在、生産労働人口の減少のため、介護職員の人材難は深刻な問題です。その中で優秀な留学生を雇用していくことは介護サービスの質の向上に繋がると確信しています。
皆さま、老健センターながおの新しい力となったお2人をどうぞ宜しくお願いいたします ‼
〔 写真は、デイケアのみのり菜園ですくすくと育った胡瓜の赤ちゃんです。〕