老健“デイケアみのり”をご利用されませんか!
在宅支援室主任 岸原伊津美
もう30年以上も前ですが、私が初めて勤務した小さな外科病院では、物療室前の待合椅子が高齢者の集いの場でした。通院が難しい方は、徐々に動けなくなり、お風呂も入れず床ずれができ、入院を余儀なくされるケースもありました。20年前の2,000年に介護保険がスタートし、介護が必要な方は自分で介護サービスを選べるようになりました。長尾病院にも介護部門ができ、老健の“デイケアみのり”はスタートしました。当時より20年近く継続してご利用され、在宅生活を維持できるよう日々リハビリに取り組まれている方も数名いらっしゃいます。
デイケアの一日の流れは、ご自宅まで送迎車でお迎えに伺い到着し健康チェック後、個々に会わせたリハビリ、机上の脳トレーニングとそれぞれが自主的に取り組まれます。入浴で汗を流し、昼食の後には喫茶でお好みの飲みものでホッと一息。その合間に利用者同士や職員との会話も楽しまれます。子育てのアドバイス、嫁舅問題、健康や未来への人生設計など、皆さんは紛れもなく私たちの人生の大先輩。
「お母さんに電話しとるね?」「そう言えば最近声を聞いていません。」「寂しいもんよ。電話しちゃり」母の代わりになってお話を聞いて下さり、逆に元気を頂くときもあります。今日も大事な人と重ね合わせながら、出会いに感謝し、皆さんの“貯筋”が増えるようにお手伝いさせて頂きたいと思います。皆さん、どうぞ“デイケアみのり”をご利用下さい。