【開設20周年を迎え、さらなる高みをめざして】
老健センターながお 施設長 濵田 建男
当施設は、昨年12月1日をもちまして開設20周年という一つの節目を迎えることができました。
これも、ひとえに皆さま方のご支援・ご厚情のおかげと、職員一同あらためて感謝申し上げます。
思い起こしますと、当施設が開設した1998年は冬季長野五輪・パラ五輪が開催された年で、
プロ野球横浜ベイスターズが38年ぶりのリーグ優勝と日本一に輝き、「ハマの大魔神」(佐々木主浩投手)
が流行語大賞になりました。
さて、当施設は母体の長尾病院が現在の建物(ビル)に新築落成した1998年に、長尾病院に
合築・併設の老健施設として誕生しました(2階/デイケア・5階/40床・6階/30床)。
長尾病院は、服部一郎初代理事長が診療の柱に「リハビリテーション」を掲げて、わが国の
「リハビリ医療」のパイオニアとして1965年に現在の地に創設し、53年の歴史を刻んでまいりました。
ところで、、「老人保健施設」(老健施設)は当施設が開設する10年前(1989年)に、病院と自宅の
いわゆる中間施設(在宅復帰を支援する施設)として誕生しましたが、診療機能とリハビリ機能が充実
した病院併設しかも「合築」というのは、ご利用者にとりましても、そこで働く職員にとりましても
あらゆる検査等の医療サポートが即得られるという点で、老健施設の理想の姿でもあると思います。
当施設は、リハビリの充実と多職種協働(連携)等により、❝在宅支援❞の項目で複数要件をクリア
していますので、4月の改定から現在まで類型で最上位である「超強化型」老健を算定しています。
当施設は、これからも「在宅復帰支援(入所)・在宅療養(デイケア・ショートステイ)」という、
老健施設に課せられた使命を果たしながら、「次の20年」を目指して弛まず努めてまいりますので、
今後ともご指導・ご支援いただきますようお願い申し上げます。